沖縄県の読谷村にある私立保育園そらいろえん

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ひとり一人の「こうしたい!」を、引き出す、聞く。
自分でできるための「手助け」に専念しています。

そらいろえんでは、大人よりも、子どもたちのほうがよくしゃべります。
用意された時間割や、カリキュラムはなく、代わりにあるのは、
グループごとのお仕事(簡単な畑の仕事、飼っている動物のお世話、食事やおやつの準備など)や、
天気が良ければ全員で外にお散歩や遊びに出かけるという日々の営み、サイクルです。


そんな中から、「こんな遊びがしたい」「○○まで出かけてみたい」「こんな創作活動がしたい」
「自分の誕生日には、みんなとこんなことがしたい」など、子どものほうから発する希望をキャッチすることに専念しています。
積極的な子からの声だけでなく、言葉少ない、あるいはまだなかなか自分の思いを表現することができない、
苦手な子からのメッセージも(それが言葉ではなくとも)引き出すことにこだわっています。


個人のメッセージを受信するのは、保育士だけではありません。
私たちは子どもたち全員を巻き込みながら、園の仲間、ひとり一人の声に耳を傾けます。
そして、「それはどうやったらできると思う?」「どれくらい時間がかかりそう?」「いつから準備を始める?」など、
子どもたちが希望を実現するために、「行動に移せるような質問やアドバイス」を注意深く、投げかけていきます。


大人に言われたことを、全員同じようにこなしていくのではなく、
「自分は何がしたいのか?友達は何がしたいのか?みんなでかなえるためにはどうしたらいいのか?」を認識しながら、
対話と行動を通して実現に向かっていく、そのことで子どもたちはいつもおおいそがしです。

失敗してもいい。むしろ、どんどん失敗する。
それで自分が「損なわれる」ことはない、という安心感を大事にしています。

子どもたちは、身体も心もまだまだ思うように使いこなせません。
だから、思わぬところで転んだり、運んでいる器を落としてしまったり、
ふざけすぎて失敗をしてしまったりすることは、たくさんたくさんあります。
そらいろえんでは、がんばって失敗したことを「かっこいいこと」として扱います。
本当に大切なのは、「じゃあ今度はこうする!」と自分から言えるようになること。
それまでは「がんばったけど、うまくいかなかったね。じゃあどうする?」と一緒に
考えてもらえる、大人や友達がそばにいること。
私たち大人は、そらいろえんがひとり一人の子どもたちにとってそういった、
自分の行動が尊重されるような場所になるように、運営をしています。


一方で、子どもは時に、自分の希望を通すために人が嫌がることをしてしまったり、
わざと意地悪してみたり、たまには乱暴な行動をとってしまうことだってあるのです。
そんな時、わたしたちは本人、そして子どもたちみんなでどう感じるのかを考え、
対話することをしています。


ある子どもが食卓をマジックで塗りたくってしまったことがありました。
「こんなテーブルでごはんを食べたくないよ!」という一言から解決策をみんなで考え、
最終的に私たちは、食卓を再びきれいにするための大変な掃除を、全員で行いました。
しかもその日は大雨、それでも食事をとるために、外に出て掃除をしなければなりません。
結果、食卓を塗りつぶした本人は、友達への感謝とごめんねの気持ちからか、
そうした行動はとらなくなり、年上の子どもたちは、年下の子どものいたずらを、
自分たちが止めるようになったのです。


そらいろえんでは、年齢を超えた共同生活スタイルの保育を何年も続けています。
今では、その環境で育った子どもたちが、困ったことがあったら、みんなで話し合い、
みんなで解決するやりかたをリードしてくれる文化が受け継がれています。


大人である保育士は、何かあるたびに、そこから気づき、行動に移せるように
きっかけやヒントを提供するだけで十分であると、実感しています。

自分の気持ちを伝えることを怖がらない、友達の気持ちを素直に受けとめられる、
そして自分の夢をかなえるために、自分で動き出せる子をおうちのかたと一緒に育てたい。

他の幼稚園や保育園に比べると、時に子ども自身が「自分で考えなければならないこと」
「できるかどうかわからないけれど、やってみることになること」は多いです。
へとへとになるまで夢中でがんばることや、失敗してしまうことや、
がんばったのに、無駄に終わってしまうことだってあります。


子どもたちひとり一人が持っている「責任」が、同世代の子に比べて多くある、
という見方もできるかもしれません。


それでもこれまでの卒園生や、今まさに園に通っている子どもたちのことを考えると、
子どもたち自身が、互いに影響し合いながら、自ら育つ力を発揮して、
自分で考え、それを伝え、まわりと対話しながら、
夢を追える子に成長していることについてわたしは自信を持っています。


おうちのかたの考えも、ご家庭それぞれで異なります。
もし、そらいろえんの理念と仕組みに共感してくださったならば、
ぜひ一度、園に足を運んでみてください。お待ちしています。


毎日の記録をブログで公開しています。